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2008年7月27日 (日)

教科書ページ倍増

本日の新聞の一面のこんなタイトルの記事が目に飛び込んできた。「ゆとり教育」の転換を図るため、現在の小中高の教科書が変ろうとしている。今までの教室での使用を主目的とした教科書から、「自学自習にも適した教科書」に変わるという。以前から理数の学力低下や教科書についての問題は話題になっていたが、いよいよ教科書改革の素案が明らかになったらしい。H031

日本の教科書の分量は欧米諸国に比べて格段に少ないという。これに拍車をかけるかのように10年前から「ゆとり教育」が始まり、多くの科目で総ページ数が減った。これを改善するために、「授業だけでなく生徒が自習する際にも一人で理解できるよう、丁寧に記述するべきだ。」とし、国語や英語では文豪や哲学者の名文や演説などを豊富に盛り込み、理数系の学力低下が著しいため、数学の練習問題を多くするという。また、上の学年で学ぶ内容を先取りする「発展的記述」も1割、高校では2割という規定を徹底するらしい。こうした改革を実現するため、国語・英語・理科は「現在の2倍のページ数が必要」と具体的目標を掲げたという。この素案によって、参考書などにも影響を与えるらしい。

欧米の資料が豊富な分厚い教科書に対し、アジア諸国では「薄い教科書」が主流となっているが、そのスタイルそのものが変ろうとしている。しかし僕は教科書を変えることが果たして正しい改善方法なのかと疑問に思う。内容の濃いテキストも、生徒の目に入らなければただの役立たずの紙の塊にすぎない。大事なことはもっと他のことにあるとは思うが、これは今後の教育改革に大きな影響を与えるということだけは揺るぎない事実だ。(佐)

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